英語ネイティヴと英語で会話するのが怖いあなたへ

まずはあなたが海外の人に思うイメージって何ですか?

  • 大きい
  • 怖い
  • いきなり話しかけられたらどうしよう?やっぱ怖い

普段日本人としか関わる機会がない人は特に、少しネガティヴなイメージを持ってしまうかもしれませんね?

そんな私もアメリカに行くまでは、憧れと同時に少なからずそんな風に感じていました。

そんなあなたに捧げるアドバイスです。

これを読めば、あなたの英語ネイティヴに対する考え方が変わる事を願って、、、。

目次

完璧に話そうなんて思わないで良い

”英語が完璧に話せる様にならないと会話なんて出来ない。”

かつての私はそう思っていました。

「英語が話せる」とは、文法も発音も完璧で日本語を扱うように話す事、だと思っていました。

今思えば、それってものすごいレベルが高すぎますよね?

いつまで勉強したら「完璧に話せる」様になると思いますか?

5年?10年?15年?

私の知り合いに10年以上英語を勉強している海外在住の日本人がいるのですが、もちろん私からしたら英語はペラペラです。完璧に見えます。そこで私は彼女に聞いたんです。

「いつから完璧に話せる様になったの?」って。そしたら彼女は、「まだ完璧に話せるわけじゃない」と言ったんです。

10年以上も海外に住んでいる彼女ですら「完璧に話せる」とは思っていないそうです。

なぜなのか、理由を聞いたところ、

「完璧に話せるなんて言語にはないんじゃないか?なぜなら言語は生き物で、流行り言葉とか古くなっていく言葉とかがあるから、勉強し続けないといけないし、完璧って難しいんじゃないか?」といった返答が返ってきました。

私は確かに、それって日本語にも言えることだなと納得したんです。

だって、日本語ですら完璧ではないと思ったんですね。

謙譲語と尊敬語の違いもわからないし、知らない言葉、読めない・書けない漢字もたくさんあります。だけど、意思の疎通はできる。

難しい言葉なんて普段使わないし、言葉を忘れる時もある。だけど、その時は他の言い方に変えたり、その単語を説明しながら話す。たまに言いたい事が伝わっているかわからない時は、その人に伝わっているか確認したり、汲み取ってもらいながら話したりする。

そう、日本語でも英語でもやっていることは一緒なんだって気付いたんですよね。

上記の日本語を話す時と、英語を話している時って同じなんです。

そこに語彙力とかが加わったりするだけだから、単語を勉強したり、文法を勉強するのは大事だな。と思いました。

そうやって少しずつ上手になる。

だから何も英語を「完璧」に話す必要なんてないんだって。

逆の立場になってみて

ではここで皆さんに質問です。

日本語がすごく流暢には話せないけど、言いたい事を大体伝えられる日本語を第二言語とする人に対して、「あー、この人日本語話せてないじゃん」と思いますか?

もちろん発音も完璧じゃありません。アクセントがあります。

でもきっと思いませんよね?

私なら「わー、この人こんなに日本語話せてすごいな!」と思います。

流暢じゃなくても日本語を話していて伝わっていて、会話が成り立っているんですよ?

それはもう十分話せていますよね?

何なら頑張って勉強している姿がかっこよかったり、可愛かったりしませんか?

何かに真剣に打ち込んでいる姿は、万国共通で魅力的に見えます。

そんなに頑張って日本語を覚えようとしてくれている人の事を、馬鹿にしたりしませんよね?

何なら応援したくなりませんか?

それと一緒です。

例えば、TOEICやTOEFLの試験なら時間制限があります。

だけど、通常の会話で時間制限なんてありませんよね?

「1分経ったからもう喋りません。」なんて言われないですよね?

話すのに詰まっても良いんです。

単語がでてこなくてもいいんです。

わからない単語があればその単語を説明すれば良いんです。

例えば、「掃除機」がわからなかったら「部屋を掃除する時に使うもの」と表現したらいいし、「逃げる」がわからなかったら、「避ける」「よける」みたいな表現をしたって良いんです。

私は今よりもっともっと話せない時の自分のメールを見て、驚愕した事がありました。

よくこんな風にメチャクチャな英語を話す自分に付き合ってくれたな、と。

その時の文法もおかしいし、なんか言いたいこといまいち伝わってないのに、相手がうまいこと汲み取ってくれてたんですよね。

感謝しかないですね。

そして、そんなに酷かった私の英語に対して、友人達は一度も「英語下手だね」なんて言ったことはありません。

いつも私が、「下手でごめんね」と言うと必ず、「そんな事ない!すごく上手だよ!」と言って褒めてくれました。(なんて良い友人達なんだ。)

そしてこうも言ってくれました。「私は英語しか話せないのに、あなたは二か国語話せるんだよ?かっこいいよね。自分には難しくて勉強しようとすら思わないもん。」と言ってくれたんです。

確かに日本語勉強している人に対して、というか、第二言語を勉強している人ってすごいとかかっこいいとか思いますよね?

そういう事なんだなと気付いたんです。

だからきっとネイティヴの人達も、尊敬こそすれど、マイナスな感じには思わないと思います。

見た目にとらわれないで

まずネイティヴの人達って日本人より体格は良いし、身長も高かったりしますよね?

肌の色だって違うかもだし、彫りは深いし、、、見た目が違いますよね?

それだけで何だか遠い存在な気がしたりしませんか?

きっと見た目が違うから分かり合えないじゃないけど、そんな錯覚にとらわれることもあるかもしれません。

だけど見た目なんて関係なくて、みんな話したら思いの外優しいし、似てるところもいっぱいあるんです。

私は見た目が違うことは魅力的だと思うタイプですが、それでもやはり見た目が怖そうな人には話しかける時、躊躇してしまいます。(日本人でもですが、、、。)

話しかけて喋った後、自分の怖いという認識が違っていたことを恥じるのですが、どうしても目で入ってくる情報って無意識で気にしてしまいますよね?

人の第一印象は3~5秒で決まると言われています。

そのぐらい視覚から得る情報って大事なんですよね。私たち人間にとっては。

だけど、人を見た目で判断して勝手に怖がって話さないなんて勿体無い!

その人がすごく仲良くなれる人かもしれないのに。

もしかしたら運命の人かもしれないのに!

食べ物で言ったら、食わず嫌いと似ていますね?

食べ物を見た目で美味しくなさそうと思ったり、人からの評判で判断して食べなかったら、ずっとそれが美味しいって気付けない。

食わず嫌いは食べ物にも人間にも良くないですよね。まずは食べてみてから、合うのか合わないのか判断するべきなのに。

とにかくトライして話しかけてみてください。

その時に失礼にならない様にだけ、気をつけてください。

例えば年齢を聞くとか、初対面なのにパーソナルな質問をするとか、お金の話をするとか、そう言った事を避けて、丁寧な態度で、「話を聞いてくれてありがとう。」とか、「拙い英語でごめんね。」と言えれば、嫌な態度をとる人なんてなかなかいないですよ。

そして話している間や、目があった時はニコッとしてみる。

スマイルを向けてくれる人に「何だよこいつ!」って思うことってなかなかありませんよね。

あ、けど、真剣な話をしているときは無理に笑わないで大丈夫ですよ。状況を見て楽しくお話してくださいね。

「羞恥心」を捨てる

これが一番大事。

これはどの時でも英語を話したいと思っている人に必ず伝えさせて頂いている事なので、繰り返しにはなってしまうのですが、

「羞恥心」

こんなに厄介なものはないです。

まずは、日本の教育の良くない所、弱点とでもいうべきでしょうか?についてです。

私が子供の頃、昭和の時代の学校では「間違える=ダメ、恥ずかしいこと」として教育されませんでしたか?授業中に手を上げていいのは「正解」がわかった子だけ。

分からなかったり、自分の答えに自信がなかったら、そもそも手なんて上げなくて、当てられたくないから、下を向いて先生と目を合わせない様にする。

逆にわかる問題の時は、大きく手を上げて先生にアピールする。

実は、私自身そんな子供でした。

だけどそれがそもそも間違いなんですよね。

少なくとも英語学習においては、アウトプットが何より大事。正解か間違いかなんて二の次で、話してみて初めて、記憶も定着するし、発音も良くなるし、間違いにも気付ける。

一にも二にも話してみることで英語は上達します。

家の中で英語のCDを聞き流していても、役には立ちません。

あれで急にある日、英語が口から出てくる様になった人なんていますか?

いないですよね。少なくとも私は聞いたことはありません。

だから、羞恥心なんていう、何も役に立たないものとは今からさよならして、間違うことを恐れない心を持ちましょう。

そもそも英語は私達の第二言語です。

「英語は第二言語」という概念を持つことはとても大事です。

分からなくて当然だし、間違えて当然。

勉強している途中なんだから大丈夫です。

そもそも日本語を完璧に話すことができますか?

文章を書いていて、誤字脱字をしなかったことがありますか?

ほとんどの人が日本語も完璧にできていないはずです。

そういう私だって、謙譲語と尊敬語の区別も未だについていないし、完璧な日本語なんて話せません。

ね?英語ネイティヴでもきっと完璧じゃないでしょう?

実際にアメリカに住んでいるネイティヴでさえ間違えることはありますし、誤字脱字もします。

だから英語学習において、羞恥心を持つ必要なんてないんですよ。

どんどん間違えていきましょう!

間違いから学ぶことは圧倒的に多いし、質がいい勉強法だと思います。

新しく覚えた単語はすぐに会話に使う。

そこで変な使い方だったらネイティヴが教えてくれます。

それか、「何それ?」みたいな顔をしてくれます。

そこですかさず、「これってナチュラルじゃなかった?普段はどういう時に使う単語なの?」と聞いてみましょう!通常の会話が勝手にレッスンみたいになりますね。ラッキー!

そしてそうやって覚えると、記憶の定着も良いですよ。

そして間違えたことで、それが話のネタになったり、爆笑になったり。

そして笑うことで、あなたとその人の関係をより深めるきっかけになったりします。

どうですか?

何だかむしろ間違えてみたくなってきませんか?

今回のまとめ

英語ネイティヴと英語で会話するのが怖いあなたへ

  • 完璧に話そうなんて思わないで良い
  • 逆の立場になってみて
  • 見た目にとらわれないで
  • 「羞恥心」を捨てる

中には別記事、英語ができる日本人の前で話せないあなたへ(クリックすると記事へ飛べます。)と同じポイントもありましたね。裏をかいたら、やっぱり私たちは同じ人間だから、何も怖がらなくていいっていうことですね。

これを読んで少しでも、海外の人と恥ずかしがらずに、怖がらずにコミュニケーションが取れる人が増えてくれればいいなと思っています。

では、また次の記事でお会いしましょう。

Have a wonderful day!

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この記事を書いた人

益子 仁恵のアバター 益子 仁恵 英語コーチ

34歳、離婚→英語力0で長年の夢だったアメリカに単身語学留学。
約3年半に渡る海外生活の中で身に付けた英語力、生きる強さと自分の人生を生きるという事を学ぶ。アメリカ生活を通して、英語を使った仕事も現地で経験。アメリカ人の彼氏ができたり、アメリカ人ルームメイト達と暮らすなど、ネイティヴと物怖じせず話せる様に。
人見知りからのコミュニケーション力育成。英語が話せないと思っている人、30代から海外移住を考えている人の背中を押したいと帰国後、一念発起して英語のコーチングを始める。
見た目に反して、実はHSS型HSPなので本当は人見知りだが、英語を使った外国人とのコミュニケーションで物怖じしない方法を独自に編み出した。

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